【制作】エオリアンハープを作る(1)
鳴ったから次は木で作る pic.twitter.com/TtAo696jWQ
— 94 (@_94_94) 2017年11月23日
エオリアンハープを作る
ある日突然、エオリアンハープを作ることにした。
ツイッターの日付を見てみると、ダーティープロトタイプが 11月にできているから、その前から少しずつ作っていることになる。いつも作って終了パターンが多いので、せっかくだから作る工程やログ、わかったことなどを覚えているうちに残しておこうと思う。
そもそもエオリアンハープとは
https://ja.wikipedia.org/wiki/エオリアン・ハープ
wikiにも載っている。
エオリアンハープは、風によって音を鳴らす装置。ウィンドハープともいう。
個人的には楽器というよりも、風鈴や獅子脅しなどと同じジャンルとして捉えていて、自然の力を可聴化する装置と捉えている。人の手から離れて、それぞれが独自の仕組みで音を生成するものたち。
エオリアンハープは、風が吹くとヒューーーーーーと倍音というかドローン音がなる。この音は、エオルス音(Aeolian Tone)と呼ぶそうで、名前の由来はギリシャ神話の風の神Aeolus(エオルス)かららしい。風の神の琴、ということなんだろうか。
調べてみると、いろいろな形があるようで、箱っぽいものから、Y字のもの、建物に備え付けられているものもあるんだそう。
ちなみにエオリアンハープでググると、エオリアンハープという曲名のピアノ曲がヒットしてしまって、なかなか情報にたどり着けない。というかそもそも記事があまりない。音楽に明るい人とか、民族音楽が好きな人は知ってるだろうけど、あまり知られていないらしい。記事も「こんな珍しいものがあるんですって!」という内容が多い。
この時代、大概のことはググればわかるんだけど、(入門向けの)エオリアンハープの構造や作り方について体系的にまとめられている記事はなく、書籍もなかった。なので散り散りの記事や論文、動画からいろいろ情報を集めて構造を理解しようと試みたが、そもそも現物を生で見たことも聴いたこともがないのでわかるはずもない。ボロいものでも、見よう見まねで作ってみようと思って、how to 動画を漁った。
作り方を調べる
いろんなHow to動画を見たけど、この動画が一番わかりやすかった。
5分間で、ダンボールでエオリアンハープを作るメイキング動画。
材料はダンボール、ひも、鉛筆。音階もめちゃくちゃ。
で、そこそこ鳴る。(この人がプロだからだと思うけど)
ボディとブリッジに弦を貼れば良いのか。
上の3件は同一のアカウント。この実験動画シリーズも勇気付けられた。
めちゃくそダーティープロトタイピングだけど、とにかく音は鳴っている。
1を2にするよりも、0を1にすることがしんどい。コツと原理さえわかれば、自分にもできるかもしれないと思った。
どんなにボロくても、風で音を出す機構を自分の手で作ることが大きな一歩になる、そう信じて動くことにした。
家中の清潔なゴミをかき集めて、ダンボールと割り箸と輪ゴムで作ってみることにした。
とにかく作ってみた
これが何も鳴らなかった。
ゴミ(小)がゴミ(中)になった。
(続く)