【制作】エオリアンハープを作る(3)

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無事ダンボールで鳴った。

ダンボール製エオリアンハープは、弦の張力のためか、ベコベコになってしまった。

雨のせいもあるけど強度があまりないので、次は木で作ることにした。

 

 

 

木でエオリアンハープを作る

 

木で作るにあたって、全体の形状はこの間の形状を踏襲することにした。

形で冒険するのはまた今度。

やはり張力がミソとのことだったので、ギター用のペグをつけることにした。

Amazonで見つけたクラシックギターのペグを採用する。

 

 

材料と設計

木材はMDFとラワンと杉を使って作った。

ペグをつける機構はレーザーカッターを用いて加工するのでMDFを。

ボディは薄くて軽いものが良いのでラワンの2mm、

補強としてボディの角には杉の角材を使った。1cmくらいの細さ。

弦は前回と同じ水糸を使う。

 

 

 

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 図で表すとこういう感じ。

 ペグを使うと弦のテンションかかるからしっかり目に設計した。

長さはボディが90cm、ヘッドは15cmくらいなので全長120cmくらい。少し長くなった。

単純に弦を張ってる距離が長いと風が触れる面積が増えて鳴りが良くなるだろう。

で、コンセプト的にこいつは手で持って演奏というか操作するものにした。サーフィンの音バージョンというか、そういう感じ。

 ヘッドの横っちょに穴を開けてあるから指が入るようになってて、持ちやすくした。また、拡張パーツを後から作れるようにもした。

 

 

 

 

無事完成

 

なんとか木でできた。

ノイズがひどいので、ちゃんと録音したやつも置いておきます。

 

youtu.be

 

良い音。まあまあ満足。

よく見たら弦(とその影)がうねうね震えているのがわかる。こういう仕組みで鳴っておるのか。で、調弦が少し狂っているということもわかった。

映像と音響と本体を使って展示もした。これはチームで。

 

 

感想

・音が良い

やっぱ音が良い。木は楽器を作るときに相性が良い。

そして丈夫で壊れにくいので、全体的にアップデート成功という感じ。

 

・ペグは偉大

ペグをつけることによって簡単に弦を張れるし、調律しやすくなった。違う弦を張ってみるとか、色々試して見たい。例えば極太の水糸とか。ナイロン弦とかワイヤーとか。

全ての弦を同じ音高にしておくと共鳴するのでフィードバックが起きやすく、音が鳴りやすくなる。この辺は色々検証できそうだし、そういう意味で演奏のような操作ができるかもしれない。

こういう知見を得られたのは大きい。作ってみて色々わかった。

次はもっといいものが作れると思う。

 

次に向けて

今のところボディが正方形の四角柱なので、今度はボディを改造してみたい。それから弦を張っている面は太い方が共鳴しそう。

また、既存の楽器をエオリアンハープ化するアイデアもあって、次はそっちをやるかも。

それから、風見鶏の機構を参考にして、自動的に風上を向くようにする、とか色々やりたい。

時間がない。