【制作】竹の楽器をつくる(2)バリンビンをつくる
続き。
竹楽器第一弾として、バリンビンをつくることにした。
バリンビンとは、、?
調べてみる
- 画像検索で姿形を見てみる
特徴をまとめると、
1.シンメトリーにうさぎみたいな形をしている。
2.ボディに穴があいている。
3.うさぎの耳につけねから穴まで切り込みがはいっている。
4.打ち付けて演奏する
シンプルな構造だけど、倍音がなってビィ〜〜ンと鳴るようである。
1.筒状、2.節がある、3.繊維質、といった竹の特徴を活かしている楽器。
- 演奏している様子
このように手で持って打ち付けて演奏する打楽器。
- バリンビンを使った楽曲の例
シンプルな楽曲ですね。
- 京都教育大の音具まとめサイト
詳しく知りたい人はこのバリンビンのページを見るとよし。
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つくってみる
ネットで調べながら、見よう見まねで作ってみたら、できた。
これはバリンビン pic.twitter.com/iTyoI2C7Ug
— 94 (@_94_94) September 10, 2018
ビィ〜〜ン ビィ〜〜ンと鳴りました。
穴の開閉で音色が変わる。イコライザーのような機能をしている。
輪ゴムが移動可能なんだけど、この締め付け具合でピッチがかわる。
強く締めるとピッチが高くなる。
うさぎの耳の部分はバネの役割をしていて、発音は割れ目の部分。
作ってみるまではうさぎの部分が鳴っていると思っていました。
やはり手を動かして見てわかることですね。
もちろんうさぎの耳の長さも音に関係している。
バリンビン4作目。 pic.twitter.com/2W7k072QBW
— 94 (@_94_94) September 14, 2018
これは4作目。耳が短いので音が高音。
穴を大きくしているので、音色の変化は大きい。けど音量が少し小さいかな。
それから、これまでは両方に切り込みを入れていたけど、片方のバージョンもあるみたい(!)知らんかった、、、。次は切り込み片側バージョンで作ってみる。
あと、既製品を売っているので、一度買ってみて観察してみるのもいいかも。いや、むしろ一番いいかも。
ヘアゴムで締め付けを調整してるけど、そこも考えもの。
次に検証してみたいのは、、
(1)片方スリット
(2)低い音がでるように
(3)大きい音がでるように
(4)穴を複数にしてみる
など。
(4)は以下のサイトを見てみると、変化があるみたい。試す価値ある。
シェイカーを加えてみる案は僕も思いついてやってみたけど、うまくいかなかった。
節を一個分のこして、そこにBB弾を入れたんだけどあんまりいい音がならなかった。それから、この人はなんなくやってるけど、バリンビン + シェイカーの演奏する動きがけっこうむずい。
この人は竹の節を途中でカットしてるんで、蓋の素材と、なかに入れるつぶつぶがミソかもしれない。
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加工方法もメモしておく。
横方向にはノコギリ、縦方向は肥後守がいい感じ。すごく綺麗に加工するときは彫刻刀が一番使いやすい。
竹細工職人も肥後守を愛用してるみたい。大きい場合は鉈。
縦方向に割くときハンマーがあれば簡単にいけるけど、力加減ミスるとぱかっと割れちゃう。これはパワープレイで台無しになった2作目 。
繊維質なので加工が困難。
怪我に気をつけたい。